【子供】自主性を育むために
2014年の9月。
離婚当時、まだ4歳児クラス(年中)の長女と1歳児クラスの次女。
自主性というものが全くもって皆無でした。
次女は年齢的には当たり前ですが、年中さんの長女もどれが自分の洋服かわからない。
原因として考えられるのは、たったひとつ。
元妻が居た頃の家の中が荒れ放題であったこと。
婚姻期間中、何度も何度も片付けました。何度も何度も整理しました。
何度やってもダメでした。
たった数日ですぐに荒れてしまう。
大人の自分が見てもどこに何があるのかわからない。
あったはずの物がすぐにどこかに無くなってしまう。
娘たちの洋服も、ただクローゼットに突っ込んであるだけで
どの服がどっちの服なのかも全然わからない。
そんな荒れた家庭内環境で数年間育ってしまった2人だったので、
自主性というものが全く育まれていませんでした。
年齢が幼かったことを踏まえても、許容出来ないレベルでした。
それは当然、娘たちにとってよろしくないことなのは明らかなので、
子供達の自主性を育むために、離婚当初に家庭内に構築したことがいくつかあります。
・自分の事は自分で出来るように物を配置すること
・出し入れが容易であること
・それぞれ「自分の物(服など)」を明確にすること
たったこれだけです。
整理整頓を考えるとつい大人の目線になってしまいますが、
子供の目線でわかりやすくなるようにすることを心がけて環境の整備をしました。
「毎日の支度」シンプルなようで何気に負担だと思います。
幼稚園・保育園に通うお子さんがいらっしゃるママさんの共通の悩みではないかと。
まずは、日々の支度の負担を減らすことを考えて整理を始めました。
大人が楽なのはもちろんのこと、子供自身でも容易に支度が出来るように考えて整理整頓をしてみました。
ー目次ー
1:◻︎ヒントにしたのは保育園のロッカー
2:◻︎洋服売り場の陳列も参考に
3:◻︎洋服は全てハンガー掛け
5:◻︎リュックはフックにかけて収納
◻︎ヒントにしたのは保育園のロッカー
自分のことは自分で出来るように、出し入れがしやすい物の片付け方。
簡単なようでなかなか良い方法が浮かびませんでした。
そんな時、保育園の娘達のロッカーを見て思ったのです。
「子供が使うことを考えて、長年のノウハウが活かされて作られてる保育園のロッカー。園により多少の構造の違いこそあれど、たいがい一緒なんじゃない?」
っと感じたのです。
なので、とりあえずはそれを真似してみることにしました。
◻︎洋服売り場の陳列も参考に
誰しも経験があることと思います。
自分の家のクローゼットやタンスの洋服の見にくさ。おかげで手持ちの洋服が何があるのか把握出来ない。
それに対して、ショップの売り場の見易さは自宅のクローゼットとは大違い。
どこにどんな洋服があるか、誰が見ても一目瞭然。
「洗濯した後の収納の手軽さ」という動線も視野に入れて、売り場の陳列方法をそのまま真似することにしました。
◻︎洋服は全てハンガー掛け
題名通りであります(笑)
ただ、当たり前ではありますが、出しておく物は「季節物」だけです。
「衣替え」というものをする習慣づけも、長い目で見たら娘たちのためになると考えて
そこはあえて衣替えが必要な方法にしました。
我が家では、ハンガー掛けで収納出来るように、以下のようなスペースを2×4(ツーバイフォー)材で簡単に作りました。
次の項で詳細を記載しますが、下に置いてあるカゴに保育園での必要なグッズを入れていました。
ハンガー掛けの収納にあたり、保育園生活を送る子供の洋服の必要な枚数を考えたのですが、
それはここでは割愛して別記事にて簡単に載せようと思います。
ラックに洋服を収納するとこんな感じです。
◻︎保育園用品は100均グッズで整理整頓 +α
特に1歳児クラスの次女が用意するものが多かったのが辛かったところです。
小さいから仕方ないですけどね ゞ
・ループ付きタオル 2枚
・お手拭き 3枚
・エプロン用のタオル 3枚
・コップ袋(衛生面が気になり毎日替えてた)
ちなみに長女はもう年中さんだったので…
・ループ付きタオル 2枚
・コップ袋
だけでめちゃくちゃ楽でした(笑)
ウチの娘が通ってた園は、年少さんのクラスからは用意する物は格段に減りました。
0歳児、1歳児クラスの時が用意するものが多かったですね(汗)
それらを分類ごとに100均のカゴに収納します。
この時に大切なのは「子供の目線」であることです。
カゴの置き場が高かったり、カゴを重ねてしまうと、大人はやりやすくても子供は物の把握が出来ないので使いにくいと思います。
我が家では、以下のように配置していました。
画像1枚目の右から順に…
・コップ袋 & お手拭き
・ループ付きタオル
画像2枚目の右から順に…
・エプロン用のタオル
・明後日着る洋服 ※
※我が家はリビングの一角に翌日の洋服を置いておくスペースを設けてるので、実質2日分の着替えを準備してる計算になります。これがかなり日々の作業負担を減らしてくれて助かっていました。
この後は、慣れるまで多少根気がいりますが、子供自身に支度をさせて親がチェックをしてあげます。
そして、足りないものや間違ってるものはアドバイスをして、子供自身に直させます。
※ここで大事な点として、初めの用意も直す時も親は手伝ってはだめです。
焦れったい気持ちはとてもわかりますが、グッとこらえて温かい目で見守ってあげてください。(笑)
そこで大事なこととして…
無事に支度が出来ても、全くもって出来なくても沢山ハグして、情緒を絡めた褒め方をしてあげてください。
「すごいねー。」ではなく、いかにママが、パパが「嬉しいか」という事を伝えて笑顔で一杯にしてあげて欲しいと思います。
大切なのは「自己肯定感」です。
出来た出来ないが重要なのではなく、「頑張った」ことの事実を褒めてあげてください。
これを繰り返して行くことで、子供の中の自己肯定感が高まり、少しずつ良い方向へとなっていきます。
◻︎リュックはフックに
実は、リュックの置き場についてが一番真似した部分であります。
用意したリュックをどこに置くか?そこに頭を悩ませました。
っと、ふとした時に…
保育園のロッカーの中にリュックを掛ける用のフックがあることに気がつきました。。
それを真似して、我が家でも収納棚の横に100均で購入したフックを取り付けて、支度を終えたリュックを掛けれるようにしました。
さすれば、翌朝、子供達は既に支度の終えてるリュックを持っていくだけで済みます。
◻︎まとめ
このスタイルでトータル4年間の保育園生活を送りました。
当初は自分のことを何も出来なかった娘達が、最終的には日々の支度はもちろんのこと、それ以上に様々なことを自主性を持って行動出来るようになったので良かったと感じています。